京都府警東山警察署の薬物事件で逮捕 犯罪の不成立を目指す弁護士

2016-11-05

京都府警東山警察署の薬物事件で逮捕 犯罪の不成立を目指す弁護士

東山市在住のAさんは友人からバッグを預かってくれと頼まれました。
Aさんは快諾して預かりましたが、翌日、京都府警東山警察署の警察官が現れ、逮捕されてしまいました。
預かったバッグの中に覚せい剤が入っており、覚せい剤の単純所持容疑とのことです。
Aさんはバッグの中身についてはまったく知らなかったようです。
Aさんの家族から相談を受けた弁護士は、犯罪の不成立を目指すことにしました。
(フィクションです)

~運び屋と故意~

今回はいわゆる「運び屋」に関する内容です。
このような覚せい剤等の運び屋に関する薬物事件では、何が問題になるのでしょうか。
犯罪が成立するための要件の1つとして、故意が必要です。
自分の行為が犯罪になるのを知っていてわざとやった、というような意味です。
今回のAさんの場合、バッグの中身はまったく知らなかったと主張しています。
そうすると、「俺は覚せい剤を持っている」という認識がない、すなわち故意がない可能性があるのです。
故意がなければ犯罪は成立しません。
Aさんの弁護士としては、それを主張していくことになるでしょう。

ただ、難しい問題もあります。
それは「未必の故意」という問題です。
犯罪かもしれないけど、まあいいや」というようなイメージの言葉です。
特に、高額報酬がからむような運び屋バイトの場合は未必の故意が問題になることがあります。
高額報酬がもらえるということは何らかの禁制品なのではないかと思うはずだ、だから未必の故意があったはずだ、というような考え方です。
故意は被疑者の内心に関する問題なので、立証も難しいことが多いです。
だからこそ、専門の弁護士に依頼することが解決への近道といえるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は薬物事件、刑事事件専門の法律事務所です。
刑事事件の経験、そして薬物事件の知識をともに兼ね揃えている弁護士が在籍しています。
故意の有無といった難しい法的問題にも適確なアプローチで弁護活動をすることができます。
薬物事件に巻き込まれてしまった方は、すぐに弊所までご相談ください。
逮捕されている場合には初回接見サービスが有用です。
(京都府警東山警察署 初回接見費用:3万4100円)