福岡市中央区の覚せい剤営利目的所持事件で逮捕 取調べ対応についての刑事弁護活動

2018-11-19

福岡市中央区の覚せい剤営利目的所持事件で逮捕 取調べ対応についての刑事弁護活動

Aは、福岡市中央区内の路上においてパトロール中の警察官から職務質問を受けた際に、ハンドバッグの中を検査された結果、覚せい剤が見つかったため、福岡県警察中央警察署まで任意同行した後、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されてしまった。
Aは、同署で取調べを受けることとなったが、一貫して自分は知らない、ハンドバッグは知人からの預かり物だなどとして否認の態度を取り続けている。
Aの妻が、刑事事件を専門とする弁護士に対して初回接見を申し込んだところ、Aは、覚せい剤は本当は自分が売却するために所持していた物であるが、本当のことを喋るべきかどうか迷った挙句、否認し続けてしまっていることが分かった。
(フィクションです。)

覚せい剤取締法は、営利目的による覚せい剤の所持について、1年以上の懲役と、情状により500万円以下の罰金を併科する内容の法定刑を設けています。
Aは、覚せい剤取締法違反の疑いで福岡県警察中央警察署逮捕され、身柄を拘束された状態で取調べを受けていますが、本当は自己の物であるにもかかわらず、一貫して否認の態度を続けています。
被疑者には、取調べにおいて、自己の意思に反する発言をしなくてよい権利が与えられています。
しかし、どのような場合にこの権利を使うべきかは難しい問題です。
本当に犯人でないというのであれば「自分はやっていない」と否認の主張をした上で黙秘を続けた方が効果的な場合がありますが、積極的に自供して取調べに応じることが被疑者自身の反省の態度を示すことになり、後の刑事処分が軽くなる場合もあるからです。
今回のAについても、弁護士とじっくり相談をした上で、どのような態度を取調べの際にとるべきか、慎重に吟味することが求められます。
こうした否認事件についてのとるべき対応については、刑事事件を専門とする弁護士にご相談されることをお勧めします。

(前科有り、覚せい剤営利目的所持による一部否認事件の場合で、求刑懲役6年及び罰金150万円、量刑懲役4年6月及び罰金150万円の事例あり)
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり、否認事件についての刑事弁護活動も多数承っております。
否認事件についての刑事弁護活動でお困りの方は、あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(福岡県警察中央警察署への初回接見費用:35,000円)