東京都板橋区で危険ドラッグ使用の危険運転致傷罪で示談

2019-01-18

東京都板橋区で危険ドラッグ使用の危険運転致傷罪で示談 

Aさんは、東京都板橋区内の国道を自動車で走行していた際、ブレーキを踏むのが遅れて歩行者のVさんと接触してしまいました。
住民の通報で警視庁志村警察署が駆けつけたところ、Aさんの様子がどうもおかしく、Aさんが薬物を使用しているのではないかという疑いを持ちました。
Aさんは、取調べにおいて危険ドラッグを使用して運転していたことを供述したため、危険運転致傷罪の疑いで逮捕されました。
Aさんと接見した弁護士は、Vさんとの示談交渉を開始しました。
(上記事例はフィクションです)

【危険ドラッグと人身事故】

危険ドラッグは、覚せい剤や麻薬といった既存の薬物と同等かそれ以上の危険性を持つ、新たな薬物類の総称です。
危険ドラッグの中には、いわゆる薬機法が定める「規制薬物」に当たるものがあり、使用すると3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科されるおそれがあります。

更に、危険ドラッグを使用した状態で人身事故を起こした場合、危険運転として危険運転致傷罪または危険運転致死罪が成立する余地もあります。
上記事例では、Aさんが過失によりVさんと接触しており、その際に周囲から見て明らかなほど薬理作用が生じています。
Aさんに危険運転致傷罪が成立する場合、12年以下の懲役という重い刑が科されるおそれがあります。

【危険ドラッグが絡む事件での示談】

被害者が存在する犯罪において、被害者との示談は弁護活動の要といっても過言ではありません。
しかし、処分に及ぼす影響も大きいだけに、示談を実現させることはそう簡単ではありません。

危険ドラッグなどの薬物が絡む事件では、示談交渉の際に被害者が再犯の可能性を懸念することがあります。
そうしたケースでは、示談交渉に際して、再犯防止策を講じていることを弁護士がしっかりとアピールすることが大切になってきます。
こうした対応は、示談の成否、ひいては事件の終着点を左右する重要なものなので、示談はぜひ弁護士に依頼しましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、危険ドラッグに詳しい弁護士が、豊富な経験を武器に示談交渉に取り組みます。
ご家族などが危険ドラッグに関する事件を起こされたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(警視庁志村警察署 初回接見費用:37,100円)