東京都八王子市の覚せい剤使用事件で逮捕 障がいのある人の弁護活動

2018-11-11

東京都八王子市の覚せい剤使用事件で逮捕 障がいのある人の弁護活動

Aは、覚せい剤を使用した疑いで、南大沢警察署の警察官に現行犯逮捕されてしまった。
Aは精神障害を患っており障害者手帳を所持していたが、取調べにおいてとくにそのことを警察官に申告することはなかった。
その後、Aは覚せい剤取締法違反の罪で起訴されることとなったが、遠方に住んでおり、この段階でAが逮捕されたことを知ったAの親戚は、Aのための弁護活動を依頼すべく、刑事事件を専門とする法律事務所の弁護士に相談することにした。
(フィクションです。)

被疑者・被告人が障がいを抱えていることは想像以上にあり、多くの方が問題を抱えているものと考えられています。
障がいのある人に関しては、障害者手帳制度という法制度があります。
これは、障がいのある人に対して障害者手帳が交付され、これを提示することにより、公共料金の減免や公共交通機関利用料の減免などの特典を受けることができるというものです。

しかし、被疑者・被告人が障害者手帳を所持していたとしても、警察などの捜査機関は、いちいち被疑者・被告人が障害者手帳を取得しているか否か照会するわけではありません。
そのため、被疑者・被告人が障害者手帳を所持している障がい者であったとしても、捜査機関はおろか、弁護人までも気付かないでいるおそれがあります。

障がいがあるからといって、被疑者・被告人に対する刑事弁護の基本的な方針が変わることはありません。
たとえば、警察官や検察官が被疑者・被告人の障がいの存在にまったく気づかずに、不適切な取調べが行われることも考えられます。
そうした場合、取調べの可視化の申入れや、適切な立会人による立会いの要求をすることで取調べを適切に是正していくことが望まれます。
このような弁護活動については多くのノウハウが求められるますので、刑事弁護の経験豊富な弁護士にご相談されることをお勧めします。

(前歴あり、精神障がいを持つ方の覚せい剤取締法違反事件(使用)の場合で、求刑懲役2年、量刑懲役1年6月の実刑判決の事例あり)
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士刑事事件専門であり、薬物事件についての刑事弁護活動も多数承っております。
障がいを持つお方でお困りの方は、あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(警視庁南大沢警察署への初回接見費用:37,100円)