外国人への弁護活動も!大阪市北区のあへん法違反事件で逮捕されたら

2017-09-29

外国人への弁護活動も!大阪市北区のあへん法違反事件で逮捕されたら

大阪市北区に住むAは,B国の国籍を持つ外国人であるが、在留資格を得て日本で活動をしている。
ある日、AはB国の友人らから勧められ、あへんをたばこのように喫煙していたところを大阪府曽根崎警察署の警察官に見つかり、あへん法違反の疑いで逮捕されてしまった。
Aが逮捕されてしまったことを知ったAの同居人は、あまり日本語が話せないAを心配し、助けてあげることができないかと刑事事件を専門に取り扱う弁護士に相談することにした。
(フィクションです。)

~あへんの吸食~

あへんは、けしから採取した液汁を自然に凝固させたもので、神経を抑制する作用があり、精神的・身体的依存性を生じやすく、常用するようになると慢性的な中毒症状を起こす危険な違法薬物です。
あへんの吸食は何人も禁止され、違反した場合その法定刑は、7年以下の懲役と定められています。
ここでいう「吸食」とは、あへんをたばこのように喫煙することのほか、丸薬を飲むといった経口摂取することをいいます。

今回、Aはあへんのたばこのように喫煙し、「吸食」したとの容疑で逮捕勾留されています。
外国人であっても、起訴されれば、裁判を受けることになります。
罪状は今回の事例と違いますが、過去には、外国人による麻薬所持の場合で、求刑懲役1年6月、量刑懲役1年6月執行猶予4年となった事例があります。

~外国人が逮捕されてしまったら~

警察署等の留置施設においては、原則日本語のみが用いられます。
このような状況下では、日本語があまり話せないAが受ける精神的・肉体的負担は相当なものとなります。
外国人被疑者にとっては、通訳人を交える弁護士との接見の機会が、自らの言語で話せる貴重な唯一の場となります。
また、一般面会は原則として日本語を用いることが求められますが、なんとか母国語で家族や友人との面会をできないか、弁護士による交渉も不可能ではありません。
外国人被疑者の刑事弁護でお困りの場合、刑事事件に精通し、外国人事件にも対応している弁護士に相談されることをお勧めします。

刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、外国人事件の刑事弁護活動も多数承っております。
外国人事件でお困りの方は、まずは弊所までお問い合わせ下さい。
大阪府曽根崎警察署への初回接見費用:33,900円