(弁護士)東京都大田区の危険ドラッグ輸入事件で執行猶予を目指すなら

2017-09-16

(弁護士)東京都大田区の危険ドラッグ輸入事件で執行猶予を目指すなら

東京都大田区に住むAは,空港便を用いて,危険ドラッグに指定されている商品Xを海外から不法に輸入しようとした薬機法違反の疑いで、警視庁田園調布警察署逮捕された。
取調べを受けたAは,過去にも商品Xを不法に輸入しようとして逮捕され,罰金刑を下された前科のあることが判明した。
Aは,今回は執行猶予付き判決が下されるだろうと予想していたが,取調官の態度から,もしかして実刑判決が下されるのではないかと不安に思い,妻を通じて刑事事件を専門とする弁護士を選任し,執行猶予付き判決獲得のための弁護活動を始めてほしいと依頼することにした。
(フィクションです。)

~危険ドラッグ事件を起こしてしまったら~

危険ドラッグとは,一般に,覚せい剤や麻薬と同種の成分や類似の化学物質を混入させた植物片等を意味し,インターネットサイト等では合法ドラッグや脱法ドラッグと呼ばれたりしています。
しかし,そのような名称を使われているとしても,覚せい剤などの違法薬物よりも人体への悪影響が強い危険な成分が混入されていることも多く,危険ドラッグの多くが違法薬物として規制の対象に含まれています。
具体的には,いわゆる「薬機法」により,中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用を有する蓋然性が高く,かつ,人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物質が指定薬物として,医療等の用途に供する場合を除いて,その製造や輸入等が禁止されています。

事件の内容につき争いがない場合,執行猶予獲得を目指すなど,できる限り量刑を軽くしてもらえるよう,酌むべき事情を精査して主張していく刑事弁護活動が想定されます。
具体的には,薬物への依存や常習性がないこと,再犯を防ぐ対策をとっていることなどを客観的な証拠に基づいて説得的に主張していくことが考えられます。
今回のAは,危険ドラッグを輸入して逮捕されており,同種の前科があることが判明してることから,薬物への依存を断ち切れていないとして厳しい内容の判決が下されるおそれもあります。
薬物依存を断ち切るには,ご自身のみの努力では困難であり,専門医の治療を受けることが重要となります。
特に,減刑執行猶予付き判決の獲得を求めるには,ご家族や周囲の方の理解と協力のもと,二度と薬物犯罪に手を出さない環境づくりと具体的な対応策を裁判所に示すことが重要となりますが,こうした刑事弁護については,薬物犯罪の弁護にも精通した刑事事件を専門とする弁護士にご依頼されることをお勧めします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士刑事事件専門であり,危険ドラッグ輸入などの薬機法違反事件についての刑事弁護活動も多数承っております。
執行猶予獲得についてお困りの方は,弊所の弁護士までご相談ください。
警視庁田園調布警察署への初回接見費用:37,300円