(弁護士)大阪府吹田市の麻薬所持・使用事件で接見禁止になったら
(弁護士)大阪府吹田市の麻薬所持・使用事件で接見禁止になったら
Aは、大阪府吹田市にある自宅でMDMAを所持・使用したとする「麻薬及び向精神薬取締法」違反の疑いで大阪府吹田警察署に逮捕された。
その数日後、Aの家族にAを逮捕した旨の連絡が届いたが、Aの勾留には接見禁止が付されており、面会が出来ない状況にあった。
Aの家族は、Aのために何かしてあげることはできないかと、刑事事件を専門とする法律事務所の弁護士に相談をすることにした。
(フィクションです。)
~麻薬の所持・使用~
日本において、ヘロイン、コカイン、THC、LSD、MDMA等は、法律上の「麻薬」として規定されています。
そのため、MDMA・MDAの所持・使用等の行為は「麻薬及び向精神薬取締法」により処罰されます。
MDMAは俗に「エクスタシー」等と呼称され、使用をすると視覚・聴覚に変化を来したり、不安や不眠などになったりする場合があり、使用を続けると錯乱状態に陥る危険や、腎臓・肝臓機能障害や記憶障害等を引き起こす危険があります。
MDMA使用事件の量刑の例としては、過去に、前科前歴の無い被告人がMDMA若干量を使用した事件で、情状証人が裁判に出た場合で、求刑懲役1年6月、量刑懲役1年、執行猶予3年の事例が挙げられます。
~接見禁止?~
今回のAは、「麻薬」であるMDMAを使用したとして逮捕・勾留されていますが、これに接見禁止が付されています。
接見禁止とは概ねして、一般人による面会のほか、一定の物の差入れを禁止する処分のことをいいます。
したがって、接見禁止が決定されると、留置施設にいる被疑者にとって、外界との窓口は弁護士との接見のみということになり、多大な精神的負担がかかることになってしまいます。
また、ご家族にとっても、被疑者と全く会えない期間が続くことは大変な負担となるでしょう。
このような被疑者やそのご家族の苦痛を少しでもやわらげるためにも、接見等禁止の取消しや解除を申し立てるといった弁護活動が想定されます。
スピードや専門知識が必要とされますから、刑事事件を専門とする弁護士に、こうした刑事弁護活動をご依頼されることをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士です。
接見禁止処分は、MDMAのような薬物事件には多く見られますが、弊所の弁護士は、薬物事件も多く取り扱っています。
接見禁止処分についてお困りの際は、弊所の弁護士までご相談ください。
(大阪府吹田警察署への初回接見費用:3万6,900円)