薬物事件で現行犯逮捕 神戸市の弁護士と犯罪
薬物事件で現行犯逮捕 神戸市の弁護士と犯罪
Aさんは、友人が薬物事件に関与していることを人づてに聞きました。
心配になったため本人に確認したところ、「やっていない」とのことでした。
しかし、ついに友人宅で、大麻を見つけてしまいました。
このことを友人に問い詰めれば、証拠隠滅したり、逃亡したりしてしまうかもしれません。
Aさんの自宅に近いのは、兵庫県警垂水警察署ですが、通報しようかどうかも決めかねています。
(フィクションです)
~薬物事件をめぐる犯罪~
「友人が大麻を持っていた」など、自分の身近なところで薬物事件が発生するという可能性は、意外とあるものです。
そんなときどう対応するか、迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。
もちろん、犯罪行為を発見した場合には、警察に通報した方がよいでしょう。
もっとも、友人が大麻を持っていることを発見した後、警察への通報を怠ったとしても、それが犯罪になる可能性は低いでしょう。
「通報しなかった」ことが犯罪となるためには、通報すべき義務の存在が前提となりますが、通常そのような義務は認められないからです。
一方、友人をあえて匿った場合などには、犯人蔵匿罪や犯人隠避罪などが成立する余地があります。
さて、薬物事件を発見した場合、警察に通報する以外にも対応方法があります。
それは、私人逮捕です。
現行犯逮捕に限られますが、一般の方が、薬物事件の犯人を逮捕するという例外的なケースです。
犯人が逃亡してしまう、犯人が証拠隠滅してしまうという緊急性の高い場合には、有効な手段となり得ます。
薬物事件では、特に有効な手段となるでしょうが、様々なトラブルの原因となるリスクもありますので、実行するには慎重さが必要です。
あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする弁護士事務所です。
犯罪に関するご相談・ご質問への対応は、弊所の専門分野となります。
お困りの方は、ぜひ弊所の弁護士にご相談ください。
弁護士をお探しの方のために、弊所では薬物事件をはじめ全ての刑事事件に関する法律相談について、初回無料となっております。
(兵庫県警垂水警察署の初回接見費用:3万7800円)