突き上げ捜査は弁護士に相談!東京都三鷹市の覚せい剤営利目的所持事件

2017-09-25

突き上げ捜査は弁護士に相談!東京都三鷹市の覚せい剤営利目的所持事件

東京都三鷹市に住むAは、過去に覚せい剤を譲り渡したBが検挙されたことを契機に、覚せい剤の営利目的所持の容疑で警察官に逮捕された。
その後、Aは、警視庁三鷹警察署で取調べを受けることとなったが、密売ルートを解明したい取調官による取調べ態様は苛烈であり、Aの精神的・肉体的負担は相当なものとなっていた。
Aと連絡を取れないことを不審に思ったAの両親は、息子が逮捕され取調べを受けていることを知り、ただちに刑事弁護を専門とする弁護士に弁護活動を依頼することにした。
(フィクションです。)

~突き上げ捜査~

今回のAが逮捕された容疑である覚せい剤営利目的所持は、1年以上の有期懲役に処し、又は情状により1年以上の有期懲役及び500万円以下の罰金という法定刑が定められています。
過去の裁判例では、前科無しの覚せい剤の営利目的所持の場合で、求刑懲役6年罰金150万円,量刑懲役4年6月罰金150万円という事例もある、大変重い犯罪です。

このような違法薬物の密売・密輸事件が疑われる事件の場合、捜査機関は往々にして、突き上げ捜査により被疑者から密売ルートや密輸先などの供述を得ようとします。
突き上げ捜査とは、末端の薬物使用者・所持者から、その入手先を追及して、薬物の出所をたどっていく捜査手法をいいます。
覚せい剤等の違法薬物は、製造、輸入、譲渡、譲受、所持、使用と言った経過をたどって末端まで拡散されます。
突き上げ捜査によって、違法薬物の密売・密輸組織を摘発することが可能となります。
ですので、取調官は末端の使用者・所持者を検挙した場合、表面的な所持・使用罪の捜査に終わることはなく、徹底して背後の密売組織の解明に当たる捜査を行うことが一般的です。
そして、薬物の入手先を供述させるため、暴行を用いたり利益誘導したりといった、違法ないし不当な態様での取調べが行われることもあるようです。

こうした被疑者にとって、弁護士による迅速かつ適切な助言や援助は必要不可欠です。
具体的には、捜査機関への抗議を行ったり、また被疑者に対して保障されている各権利の内容の説明や、取調べ可視化の要求などが挙げられます。
こうした事件の弁護活動にあたっては、刑事弁護のノウハウを必要としますので、経験豊富な刑事事件を専門に取り扱う弁護士にご依頼されることをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、薬物事件も多数扱う刑事事件専門の弁護士です。
強引な突き上げ捜査等にお困りの方は、まずは弊所の弁護士までご相談下さい。
警視庁三鷹警察署への初回接見費用:37,100円