東京都池袋の薬物事件で逮捕 違法な所持品検査に強い弁護士

2018-02-27

東京都池袋の薬物事件で逮捕 違法な所持品検査に強い弁護士

Aは、東京都豊島区池袋の路上において覚せい剤をバックの中に所持していた。
警視庁池袋警察署の警察官がAに職務質問をして、所持品検査を求めた。
Aは所持品検査を拒否し続けたため、警察官はAのバックを強制的に奪い、バックの中から覚せい剤を発見して、Aを覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕した。
(フィクションです)

~違法な所持品検査で発見された証拠~

たまに街中で警察官が通行人の所持品検査をしているのを見かけますが、これは適法な行為なのでしょうか。
所持品検査は、職務質問(警察官職務執行法2条1項)の効果をあげる上で必要性、有効性がある行為なので、職務質問に付随してこれを行うことができると考えられています。

そして、所持品検査は任意手段であり、原則として相手方の承諾が必要です。
所持品検査は、犯罪の予防・鎮圧などの警察の目的達成のため、強制処分にわたらない限度で、必要性、緊急性、相当性などがあれば許されると解されます。
今回の事例の場合には、警察官は強制的にAのバックを奪い取り、所持品検査をしていますので、強制処分に当たり違法である可能性が高いです。

所持品検査が違法であれば、そこで発見された証拠物である覚せい剤も違法な証拠となります。
所持品検査はプライバシーを侵害する行為なので、警察官には慎重な対応が求められます。
薬物事件で、このような違法な所持品検査があった場合には、当時の状況を細かく弁護士に伝え、弁護士の側から違法な証拠となることを主張することも可能です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、薬物事件を含む刑事事件専門の法律事務所です。
薬物事件での違法な所持品検査には、弁護士の力が必要不可欠です。
薬物事件でご家族が逮捕された場合、すぐに弊所の無料相談予約窓口までお電話ください(0120-631-881)。
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警視庁池袋警察署 初回接見費用:35,000円