兵庫県西宮市の薬物事件で逮捕 刑の一部執行猶予獲得には弁護士に

2018-05-03

兵庫県西宮市の薬物事件で逮捕 刑の一部執行猶予獲得には弁護士に

兵庫県西宮市在住のAさんは、兵庫県西宮警察署覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されました。
逮捕の連絡を受けた家族は、薬物事件などの刑事事件に強い弁護士接見を依頼しました。
弁護士がAさんから事情を聞くと、Aさんは現在、覚せい剤取締法違反執行猶予期間中であることが判明しました。
(フィクションです。)

~覚せい剤取締法違反と刑の一部執行猶予~

Aさんのように、同種前科を有し,その執行猶予期間中に再び同じ犯罪を繰り返せば、ほぼ実刑は免れないでしょう。
しかし、実刑の一部ではありますが、通常の実刑よりも早く社会に復帰できる制度があります。
それが、「刑の一部執行猶予」という制度です。

刑の一部執行猶予」とは、懲役刑や禁錮刑を一定期間刑務所で受刑させたのち、残りの刑の執行を猶予するという制度です。
保護観察の下、社会内での更生や社会復帰の促進などを目的としています。

一部執行猶予の判決では、例えば、「被告人を懲役2年3か月に処する。その刑の一部である懲役6月の執行を2年間猶予する」というような判決が下されます。
この場合、刑務所で1年9か月受刑すれば、その後は出所、つまり社会復帰できます。
そして、猶予期間の2年間、犯罪を犯さないことはもちろんのこと、決められた事項を遵守するなどできれば、残りの6か月は受刑しなくてもいいのです。

ただ、「刑の一部執行猶予」の判決は、社会内での更生が期待できる人に対して与えられるものです。
したがって、裁判では、このようなことが期待できることを示す事実(情状)を立証し、裁判官にアピールしなければなりません。
例えば、出所後も家族等の適切な監督者がいる、専門機関(例えば,ダルク)などの受け入れ先があるなどの事実です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、薬物事件などの刑事事件を専門に取り扱っている法律事務所ですので、刑の一部執行猶予についてのご相談・依頼も承っております。
ご家族が薬物事件逮捕されてしまいご心配な方、刑の一部執行猶予の獲得のため弁護士への依頼をご検討中の方は、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
兵庫県西宮警察署 初回接見費用 36,300円)