兵庫県芦屋市の覚せい剤事件 執行猶予満了から7年 執行猶予獲得の可能性は?
兵庫県芦屋市の覚せい剤事件 執行猶予満了から7年 執行猶予獲得の可能性は?
Aさんは,平成30年8月2日,兵庫県芦屋市の路上を歩いていた際,警察官を見るや挙動不審となったことから,兵庫県芦屋警察署の警察官から職務質問を受けました。
職務質問時のAさんの挙動は相変わらず不審で,呂律が回らず,尋常ではない汗が出ていたことから,Aさんは警察署に任意同行を求められ,警察署で尿を提出するよう求められました。
そして,尿検査の結果陽性だったことから,Aさんは,覚せい剤取締法違反(使用罪)で緊急逮捕されました。
また,Aさんは覚せい剤取締法違反(使用)の前科1犯(懲役1年6月,3年間執行猶予(平成23年8月2日執行猶予期間満了))を有していたことが判明しています。
(フィクションです)
~ 執行猶予獲得の可能性は? ~
覚せい剤の使用を始めとする薬物犯罪は再犯率が非常に高い犯罪といえます。
そのため,前に薬物犯罪事件で執行猶予判決となり,その後,その執行猶予期間中に再度薬物犯罪を起こした場合には,ほぼ確実に実刑判決が下ります。
法律上は,再度の執行猶予を付けることも可能ですが,薬物犯罪の場合,まず難しいといっていいでしょう(ただし,一部執行猶予を獲得できる可能性はおおいにあります)。
では,Aさんのように,執行猶予期間が経過した後再度薬物犯罪を犯した場合はどうでしょうか?
まず,形式的には,執行猶予期間が満了してからどれくらいの期間が経過しての再犯かが重要視されます。
その期間が長ければ長いほど,反省の程度,更生の可能性はあると判断され執行猶予を獲得できる可能性は高くなるでしょう。
また,これに加えて,裁判では,
・再犯防止に向けた具体的な計画があること
・薬物とは縁を切れる環境が整っていること
・被告人の身近に適切な監督者がいること
など,更生に向けた具体的な計画を主張・立証していくことが求められます。
執行猶予期間経過後の再犯では,再び執行猶予を獲得できる可能性はあります。
前科があるからといって諦めず,執行猶予を獲得したい方は,一度,刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
初回接見サービス,無料法律相談を24時間受け付けております。
(兵庫県芦屋警察署までの初回接見費用:35,500円)

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