愛知県常滑市のMDMA薬物事件で逮捕された!無罪主張は弁護士へ

2018-03-22

愛知県常滑市のMDMA薬物事件で逮捕された!無罪主張は弁護士へ

愛知県常滑市在住の20代男性のAさんは、最近疲労がとれないことを友人Bさんに相談したところ、Bさんから「これを飲むといい」と錠剤入りのビンを渡されました。
Aさんは、健康食品のサプリメントか何かだと思い服用していました。
ある日、愛知県常滑警察署の警察官が自宅にやって来て、Aさんを麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で逮捕しました。
Aさんは、警察での取調べではじめてBさんから渡されていた錠剤がMDMAという違法薬物だということを知りました。
家族の依頼で接見(面会)に来た弁護士に、事情を説明し、自分の無罪を訴えました。
(フィクションです。)

~薬物事件と故意について~

MDMAとは、正式名称をメチレンジオキシメタンフェタミンという、合成麻薬のことで、覚せい剤に似たような興奮作用や、幻覚作用があるとされており、別名「エクスタシー」とも呼ばれています。
MDMAの副作用として、不安や不眠などに悩まされる場合があり、使用を続けると錯乱状態に陥ることがあるほか、腎・肝臓機能障害や記憶障害等の症状も現れることがあります。
そして、MDMAは「麻薬及び向精神薬取締法」により所持・使用・製造・輸出入・譲渡・譲受等の行為は禁止されています。
MDMAの所持や使用をした場合には、「(営利目的でない場合)7年以下の懲役」に処せられてしまいます。
過去の量刑をみてみると、初犯であれば、3~5年程の執行猶予判決となることが多いようです。

では、上記事例のAさんのように、MDMAだとは全く知らず服用していた場合はどうなるのでしょうか。
AさんはMDMAを服用していますので、麻薬及び向精神薬取締法違反に該当するように思えます。
しかし、AさんにはMDMAを使用しているという認識がありませんでした。
犯罪を行う意思や認識である犯罪はこの「故意」がないと犯罪は成立しませんので、Aさんのようなケースでは麻薬及び向精神薬取締法違反が成立しない可能性も考えられます。

しかし、もしもAさんが「違法薬物かもしれないけれど使ってしまおう!」と考えていた場合は、Aさんに故意があると判断されてしまうかもしれません。
刑事事件は1つ1つ事情が異なりますから、専門家である弁護士への相談がおすすめです。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、薬物事件のご相談・依頼を多く承っている刑事事件専門の法律事務所です。
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