神戸市須磨区の薬物事件で在宅捜査 早期に必要な弁護活動

2017-03-12

神戸市須磨区の薬物事件で在宅捜査 早期に必要な弁護活動

Aさんは、深夜神戸市須磨区内のコンビニエンスストア駐車場において、友人との待ち合わせで時間をつぶしていたところ、警ら中であった兵庫県須磨警察署の警察官から職務質問を受け、所持品について見せてほしいと求められました。
ところが、Aさんは、自身が持っているバッグの中にいわゆる危険ドラッグを入れており、それが違法薬物であるとも知っていたため、所持品検査を拒否する態度をとったものの、最終的に断り切れず、結果として危険ドラッグが警察官に見つかってしまいました。
そのままAさんは、兵庫県須磨警察署まで任意同行を求められ、尿検査を受けましたが、陰性結果だったため、逮捕されることなく自宅に帰ることを許されました。
しかし、今後も警察署へ呼び出されることや、再度検査を受けてもらうことを言われたAさんは不安になり、弁護士に相談することにしました。
(フィクションです。)

~危険ドラッグの在宅捜査~

危険ドラッグとは、一般に、覚せい剤麻薬と同種の成分や類似の化学物質を混入させた植物片等を意味し、その多くが違法薬物として規制の対象とされています。
具体的には「医薬品、医療機器等の品質、及び安全性の確保等に関する法律」(いわゆる「薬機法」)により、医療等の用途に供する場合を除いて、指定薬物の製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されています。
これらに違反すると、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金又はその両方が併科されます。

危険ドラッグの所持・使用等をした場合でも、犯行当時に違法薬物であることの認識が無かったのであれば、罪に問われることはありませんが、こうした主張は容易に通るものではありません。
今回の事例のAさんは、自分が持っている危険ドラッグが違法薬物であるとの認識をもっていました。
そして、現在は薬物事件の容疑者として、在宅捜査での出頭要請を待つという状態になっています。
このような場合でも、証拠隠滅の恐れがない・逃亡の恐れがないこと等についての客観的な証拠を用意することによって、逮捕を避ける可能性を上げたり、また逮捕されたとしても早期の釈放に繋げるといった弁護活動の準備をすることができます。
ただ出頭要請を待つだけでなく、呼び出されるまでにどうしたらいいのかについて、専門家である弁護士にからのアドバイスを求めるべきでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり、危険ドラッグ所持などの薬物事件についての刑事弁護活動も多数承っております。
薬物事件でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
兵庫県警察須磨警察署への初回接見費用:3万6100円