危険ドラッグが原因で器物損壊事件なら…福岡県久留米市も対応可能な弁護士へ

2017-06-11

危険ドラッグが原因で器物損壊事件なら…福岡県久留米市も対応可能な弁護士へ

福岡県久留米市在住のAさん(40代男性)は、隣家の駐車場にあった他人の自動車のドア部分を金属バットで叩いて壊したとして、器物損壊罪の容疑で、通報を受けた警察官により、福岡県久留米警察署の警察官に現行犯逮捕されました。
Aさんは、福岡県久留米警察署での取調べにおいて、「危険ドラッグ使用後に強い恐怖にとりつかれたことしか覚えていない」と供述しています。
Aさんの家族からの依頼を受けて、刑事事件に強い弁護士がAさんとの接見(面会)に向かい、今後の事件対応をAさん本人と協議することにしました。
(フィクションです)

~薬物使用時における犯行の刑事処罰~

一般に、事理を弁識する能力が無い状態や、行動を制御する能力の無い状態において、犯罪行為を起こした場合には、「心神喪失」により責任能力が無いとして、刑事処罰に問われることはありません。
また、事理弁識能力や行動制御能力が著しく減退している場合には、「心神耗弱」に当たるとして刑罰が減軽されます。

ただし、危険ドラッグなどの薬物使用により自らを精神不安定な状態に陥らせた後に、今回の器物損壊事件のような別の犯罪行為を起こした場合には、多くのケースにおいて、責任能力があると認められ、通常の犯行と同じ刑事処罰を受けることになると考えらえれます。
仮に、薬物使用後の犯行で「心神耗弱」であると認定されたとしても、量刑判断の際にはあまり大きく考慮されないケースが多いと考えられます。

器物損壊罪は親告罪に当たるため、刑事告訴がなければ刑事事件にはなりません。
そのため、器物損壊事件については、弁護士を間に挟んでの示談交渉が有効と言えるでしょう。
その上で、危険ドラッグなどの薬物使用の罪については、被疑者・被告人の更生のための薬物治療の環境作りが整っていることなどを、弁護士の側から主張していくことで、刑罰の減刑を目指すことが可能です。

危険ドラッグなどの違法薬物は、使用することによって、器物損壊事件などの別の犯罪を呼んでしまう可能性もあります。
このような場合も、専門家である弁護士に相談してみましょう。
危険ドラッグやそれに関連した刑事事件にお困りの方は、刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで、ご相談ください。
福岡県久留米警察署までの初回接見費用については、お電話にてご案内します。