保護観察を弁護士に相談!大阪府岸和田市の覚せい剤事件で逮捕

2017-07-22

保護観察を弁護士に相談!大阪府岸和田市の覚せい剤事件で逮捕

Aさんは、大阪府岸和田市内において、覚せい剤を使用し、他にも違法な薬物を所持していたとして、大阪府岸和田警察署の警察官に逮捕されました。
Aさんにはいわゆる初犯でしたが、今回の逮捕の際に押収された薬物が相当の量あったため、厳しい判決も予想されました。
しかし、Aさんの妻がAさんのために選任した刑事事件専門の弁護士による弁護活動の結果、Aさんは保護観察付きの執行猶予付き判決を獲得することができ、ただちに刑務所に行かずには済むようになりました。
Aさんらは、保護観察について、弁護士から詳しく話を聞くことにしました。
(フィクションです。)

~保護観察とは?~

保護観察とは、犯罪をした人又は非行のある少年が、実社会の中でその健全な一員として更生するように、国の責任において指導監督及び補導援護を行うもので、保護観察処分少年、少年院仮退院者、仮釈放者、保護観察付執行猶予者及び婦人補導院仮退院者の計5種の人がその対象になります。
(法務省HP参照)
これは、保護観察官や保護司の方が、保護観察の間、遵守事項を遵守するように対象者の指導・監督を行うなどして、対象者の改善・更生を図る趣旨によるものです。
今回のAさんのように、保護観察付執行猶予者の場合は、その執行猶予の期間が保護観察の期間になります。

保護観察においては、指導の一環として、薬物使用の犯罪的傾向を改善するため、体系化された手順による専門的なプログラムも行われています。
例えば、刑の一部の執行猶予制度の施工に伴い平成28年6月から実施されている「薬物再乱用防止プログラム」においては、改善の対象となる犯罪的傾向の範囲を、覚せい剤の使用・所持から、依存性薬物の使用・所持に拡大し、それらの再乱用を防止するため、ワークブックを用いるなどして行う教育課程をと簡易薬物検出検査を合わせて行うこととしています。
他にも、全国の保護観察所において、「覚せい剤事犯対象者」の累計認定者や薬物依存のある保護観察対象者等の引受人・家族等の関係者に対する講習会や座談会等を内容とした引受人会・家族会が実施されていたり、社会生活に適応させるための必要な生活指導を、薬物依存症リハビリテーション施設等に対して薬物依存回復訓練を委託して実施したりもしています。
(平成28年版 犯罪白書 第2編/第5章/第2節/2参照)

こうした保護観察の内容については、被告人本人の更生に向けて具体的な法的アドバイスも併せてできる刑事事件専門弁護士にご相談されることをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士であり、保護観察についてのご相談も受け付けていますので、お気軽にご利用ください。
大阪府岸和田警察署への初回接見費用:3万9,600円