岐阜県各務原市の覚せい剤取締法違反事件で逮捕 違法な強制採尿に弁護士

2017-04-07

岐阜県各務原市の覚せい剤取締法違反事件で逮捕 違法な強制採尿に弁護士

岐阜県各務原警察署の警察官は、パトロール中、ふらふらと足取りのおぼつかないAさんを見かけました。
不審に思った警察官は、Aさんに対して所持品検査をしたところ、注射器が見つかりました。
そこで、Aさんの覚せい剤の使用を疑った警察官は、半ば強引に強制採尿を行い、これにより、Aさんの覚せい剤使用が明らかになったため、Aさんは逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)

~覚せい剤取締法違反と強制採尿~

覚せい剤取締法によれば、覚せい剤を使用した場合には、10年以下懲役に処されます。
覚せい剤の使用は隠れて行われるのが通常ですので、尿中の覚せい剤は決定的な証拠となります。
よって、強制採尿は覚せい剤使用の証拠を得るための有効な手段と考えられています。

しかし、一方で、強制採尿は相手方に屈辱感を与え、人格の尊厳を著しく害する恐れのある方法で行われるとして、原則として任意提出を求め、強制採尿は「やむを得ない場合の最終手段」として扱われ、令状に基づいて行われなければならないとされています。
上記の例では、任意の提出を求めず、強引に採尿を行っており、違法な捜査となる可能性があります。

~違法な捜査があった場合~

違法な捜査によって得られた証拠は証拠能力が否定されることがあります。
このような証拠を許容してしまえば、違法な捜査自体が許容されることになってしまうからです。
上記の例でも、違法な捜査があったため、採尿結果の証拠能力が否定される可能性があります。
弁護士は依頼人の権利を保護するためにも、このような違法な捜査があった場合には、違法な証拠を排除するよう主張します。
そのためには早期に依頼を受け、事実関係を把握することが重要です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件を専門に取り扱っている弁護士が、依頼者の利益のために尽力します。
岐阜県内の覚せい剤取締法違反事件で、違法捜査を受けたかもしれないとお悩みの方は、まずは0120-631-881で、無料相談の予約をお願いいたします。
(岐阜県各務原警察署初回接見費用 4万1300円)