福岡県糸島市のトルエンの無断販売で逮捕 環境調整と再犯防止には弁護士

2018-02-07

福岡県糸島市のトルエンの無断販売で逮捕 環境調整と再犯防止には弁護士

福岡県糸島市在住の40代男性のAさんは、複数の友人にトルエンを売り渡していたところ、福岡県糸島警察署に、毒物及び劇物取締法違反の容疑で逮捕されてしまいました。
Aさんの家族は、まずは福岡県糸島警察署にいるAさんのもとへ、刑事事件に強い弁護士に接見(面会)に行ってもらうことにしました。
(フィクションです)

~トルエンの無断販売と刑事処罰~

トルエンとは、ベンゼン環に「メチル基」が1つついた芳香族炭化水素と呼ばれる有機物で、においが強く、「シンナー臭」の元となる物質です。
トルエンは、吸い始めは強い快感を感じるのですが、吸い続けるうちに幻覚や幻聴、全身の筋肉の劣化や生殖器、脳への障害といった副作用が出てきます。
そのため、トルエンは、「毒物及び劇物取締法」によって「劇物」として、取締りの対象とされているのです。

「毒物及び劇物取締法」で取締りの対象となっている「毒物」や「劇物」については、販売業登録無しに販売等した場合には、刑事処罰の対象となります。
トルエンなどの毒物劇物を『販売・授与・販売授与目的の貯蔵・運搬・陳列をした者は、「3年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金、又は併科」』という法定刑の範囲で、刑事処罰を受けます。
もし、トルエンの無断販売によって起訴されてしまうと、過去の量刑からは、同種の前科の有無にもよりますが、1年6月程の実刑判決、あるいは3~4年程の執行猶予判決となることが多いようです。

~環境調整・再犯防止~

薬物事件において、起訴されてしまった場合には、できる限り量刑を軽くしてもらえるように、酌むべき事情を精査して、検察官や裁判所に主張していきます。
具体的には、薬物への依存や常習性がないこと・再犯防止の対策をとっていること・共犯者間で従属的な立場にあったことなどを、客観的な証拠に基づいて説得的に主張していきます。
薬物依存を断ち切る(=再犯防止)ためには、専門医の治療を受けることも大切です。
量刑を軽くしてもらうためにも、ご家族や周囲の方の理解と協力のもと、二度と薬物犯罪に手を染めない環境作りと具体的な再犯防止策を決めて、裁判所に示すことが重要となってきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、薬物事件などの刑事事件を専門に取り扱っている法律事務所です。
薬物事件の容疑で逮捕されてご不安な方、再犯防止の環境調整についてお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで、ぜひご相談くださいませ。
福岡県糸島警察署 初回接見費用 37,800円